よくあるご質問

皆さまから寄せられた、よくある質問やご意見をご紹介し、その疑問や質問にお答えしています。まずは、こちらをご確認ください。

オンライン講習に関するご質問

Q. オンライン講習と会場での講習に、内容の違いはありますか?

A. 受験に関する理論講習は、講習会場の内容と同じです。テキスト『遺体に携わる人たちのための感染予防対策および遺体の管理』と『根拠に基づく感染予防対策上の死後処置・エンゼルメイク・遺族ケア』の2冊を使用して学習していただきます。死後処置の各技術は、動画でご覧頂き説明いたします。オンライン実習に関しては、会場講習でしかできない手技があるため、COVID-19終息後に受講いただけるよう改めてご案内いたします。

Q. オンライン講習の実習内容を教えてください

A. 医療・福祉対象講座のオンライン実習では、「遺体用圧迫固定法」と「メイク実習」をいたします。メイク実習は、「男性の顔の整え方」「女性ナチュラルメイク」「女性薄化粧」をオンライン用教材を使って学習します。葬祭業対象のオンライン実習は、「グローブテクニック」と「遺体用圧迫固定法」を学習します。実習用教材は、受講後もご使用いただけます。返却は不要です。

Q. オンライン講習はZoomを利用しての開催とありますが、費用はかかりますか?

A. Zoomのご利用にあたっては、受講者様はご費用の負担はございません。

Q. オンライン講習にスマホで参加する方はありますか?

A. スマホのご参加の方もございます。パソコン、タブレット、スマホ(iPhone , Android)から受講いただけます。スマホからのZoomのご利用方法については、弊社のホームページに掲載しています。受講者様には、オンライン講習前に印刷物を郵送させていただいています。Zoomのご利用案内はこちら 

Q. オンライン講習を受講する場合の認定資格取得までの流れを教えてください。

A. ◎医療・福祉対象「遺体感染管理士」オンライン講習と認定資格取得の流れ

遺体感染管理士養成講座(理論)5時間と実習(2時間)を受講し、遺体感染管理士試験合格者に認定資格を授与します。

オンライン講習「遺体感染管理士養成講座」お申込み
           ↓
費用の支払い(講習料、教材費、受験料、登録料含む)
           ↓
(テキスト、受験願書等の発送)エル・プランナー
           ↓
受験願書の提出(郵送)
           ↓
オンライン講習「遺体感染管理士養成講座」受講 1日 5時間 
           ↓
遺体感染管理士認定資格試験 受験(自宅受験)
           ↓
オンライン実習「遺体感染管理士養成講座」 1日 2時間
           ↓
遺体感染管理士合格者へは「遺体感染管理士認定書」授与、不合格者へはその旨を通知


◎葬祭業対象「遺体感染管理士2種認定資格養成講座」オンライン講習と認定資格取得の流れ

7時間30分の講習を3日間に分けて受講いただきます。オンライン実技実習を含みます。

オンライン講習「遺体感染管理士養成講座」お申込み
           ↓
費用の支払い(講習料、教材費、受験料、登録料含む)
           ↓
(テキスト、受験願書等の発送)エル・プランナー
           ↓
受験願書の提出(郵送)
           ↓
オンライン講習「遺体感染管理士養成講座」受講 7時間30分 
1日目2時間、2日目2時間、3日目3時間30分(オンライン実習含む)
           ↓
遺体感染管理士認定資格試験 受験(自宅受験)
           ↓
遺体感染管理士合格者へは「遺体感染管理士認定書」授与、不合格者へはその旨を通知 

死化粧(エンゼルメイク)に関するご質問

Q. 死化粧(エンゼルメイク)の仕事内容を教えてください。

A. ご遺体の手当やメイクアップをする仕事です。患者さんがご逝去された後を引き継ぐ、看護や介護のような性格の仕事です。 看護や介護が専門職であるように、死化粧にも専門性があります。ご遺族の安全を守りご遺体を適切に取り扱うことができる、メイクアップ技術があるという点が専門性です。

Q. 死化粧(エンゼルメイク)を行うには資格が必要ですか?

A. メイクアップには、生体もご遺体にも資格制度はありません。

Q. 死化粧(エンゼルメイク)の講習をしていますか?

A. セミナーを予定しています。ご参加をお待ちしています。

死後処置(エンゼルケア)に関するご質問

Q. 鼻腔、口腔の詰めものは必要なのでしょうか?

A. 鼻腔、口腔の詰めものは、ご家族や搬送業者等が血液・体液との不慮の接触を防ぐために、感染予防対策として行います。
死亡退院後の鼻腔、口腔からの血液・体液の流出は、おもに患者の病態に起因します。
強度の全身性浮腫がある場合は、体液が流出することがあります。出血傾向がある場合は、出血することがあります。
すべての患者の血液・体液の流出は予測できません。ご遺体の搬送事情や経時変化に備え、鼻腔、口腔の詰めものを適切に行うことが必要です。

Q. 鼻腔、口腔用として処置用品のサンプルが色々ありますが、どれが良いのでしょうか?

A. 高分子吸収剤を挿入する製品が出ています。粉末タイプ、ゲルタイプがあります。
高分子吸収剤は、水分吸収に優れているので鼻腔、口腔の処置に適しています。
吸収剤の量が多く、深く挿入できるものをお選びになると良いでしょう。
高分子吸収剤の挿入に際し、使用に誤りがみられますので、適切な使い方をご説明します。
高分子吸収剤を使用すると、脱脂綿を挿入しなくてもよいと思っておられるようですが、脱脂綿の挿入が必要です。
高分子吸収剤は、気道、食道に滲出した水分を吸収しますが、固まりません。
脱脂綿で栓がされていないため、吸収剤が鼻からぞろぞろと出ています。
葬祭業従事者の方から、何が出てきたのかとお問い合わせが度々あります。
鼻腔に高分子吸収剤を挿入した後は、必ず十分な量の脱脂綿を用いて固く栓をしてください。
脱脂綿の目安:約20㎝の長さの棒状の脱脂綿を、鼻腔左右各2~3本を固く入れます。

Q. コロン(大腸)のストマ(人工肛門)は、どのように処置をしたらよいのでしょうか?創は、縫合しますか?

A. ストマの処置は、装着されているパウチ(蓄便袋)に便が排出している場合は、パウチを取り外し、開口部を清拭し清潔なパウチに取り替えます。死後処置では、カニューレやドレーン等の医療器具の抜去を行いますが、パウチは袋なので医療器具扱いにしなくてもよいでしょう。開口部の縫合まではしなくてもよろしいかと思います。

Q. ネクローシス(壊死、細胞死)はどのように処置をしたらよいのでしょうか?包帯をしますか?

悪臭が強く、皮膚の崩壊や腐敗性変色等がみられる場合(腐敗性の炎症)のネクローシスの処置は、患部に清潔なガーゼをあて、湿性の体液・血液等が漏れ出ないように、平オムツを用いて、患部より広域に完全に皮膚が外から見えないようにぴったり巻きます。
さらに、臭気が漏れ出ないように平オムツの周囲をテーピングします。体液等が出ていなくても、少しの衝撃で足の爪が脱落することがあるため、皮膚に変色がある部位は、広域に平オムツを使用し包むことをお勧めします。
ご遺族のメンタル面を配慮して、平オムツを包帯で巻きます。
包帯は布製品であるため、湿性の高リスク体液等が滲み出る患部の使用には適しません。乾性の創の場合は、ガーゼをあて包帯を巻きます。ご遺族に創の痛々しさが目に映らないよう配慮されることが望ましいでしょう。

Q. 油分を含んだクリームで顔を拭いた後、カミソリで剃っても、革皮様化しませんか?

A. エル・プランナーのセミナーや講演では、ご遺体の肌の乾燥(早期死体現象)を予防する目的から、スキンケアとして油分を含んだクリームのご使用を推奨しています。
髭そりは「油分を含んだクリームで顔を拭いた後、カミソリで剃る」ではなく、クリームをつけた状態で髭そりをするようにお話しさせていただいています。クリームで顔を拭いてから髭そりを行うと、カミソリの滑りが悪いため、肌を傷つける可能性があります。
髭そりによって革皮様化現象が起こるのは、カミソリで皮膚を傷つけて表皮剥離を起こした場合です。
カミソリが古く切れが悪い、カミソリの滑りが悪いなどが理由で、力を入れ過ぎて剃ってしまった場合や、肌に対してカミソリの刃を立てすぎた際には、肌を傷つけてしまうおそれがあります。その点にも留意し、油性のクリームをつけた状態で髭そりを行ってください。
また、ワセリン単体のご使用では、肌のべたつき感が強く残ります。ベビーオイルを混ぜて肌の滑りを良くしていただくことをお勧めします。
クリームの拭き取りもしやすくなります。

Q. 他の研修で、ご遺体になると蠕動運動が停止するため出ない(詰め物をしない)と講義を受けました。
肛門の処置の際、腹部を圧迫して排出する処置が本当に必要なのでしょうか?

A. 蠕動運動の停止によって体内のものは漏れ出ないと聞くと、そんなものなのかと納得されてしまうかもしれませんね。
ご遺体の便が流出するケースは、おもに肛門括約筋の消失、又は弛緩している場合に起こることがあります。
腸管内に泥状の便が貯留していた場合には、死後、体内ガスの放出や移動時の振動によって、便が流出することがあります。
老健や慢性疾患の高齢者医療を取り扱う医療機関、訪問看護の現場では体験されている看護師の方がおられると思いますが、長期間寝たきりの高齢者では、体位交換をしただけで生前から又死後直後に大量の便の流出に遭遇することがあります。
医療での死後処置は、すべてのご遺体に対して腹部を圧迫しますが、便は出ない事もあります。
腹部を圧迫して排出がなければ詰めものをします。しかし、死亡後の体内ガスの放出や、寝台車による揺れ、家屋内での移動等を考慮して、肛門の処置は、便の排出を目的として腹部を圧迫し、詰めものをする処置が望まれます。

Q. 着物を着付けた際に、帯はどうしたらよいのかわかりません。

A. 帯は巻かない方が良いと思います。
ご遺族には、「帰宅後、ドライアイスの冷却処置がありますので、お棺にお入りになられてから、お納めください(又は、お持たせください)」とアドバイスされることをお勧めします。
なお、ご葬儀社には、「帯をご納棺の際にお入れください」と申し送りされておかれると親切かと思います。
生体の着付けでは、広幅の帯は半分に折り二重に巻き、背中でお太鼓や蝶などに結びます。
ご遺体には帯を巻かない方が良いという理由は、帰宅後、ドライアイスを用いて腐敗抑制のために腹部の冷却をします。巻いた帯の上からドライアイスをつけても、冷却効果が腹部に伝わらないため、3日後には死臭や腐敗性変色といった腐敗現象が現れる可能性があります。
せっかく着付けをしていただいても、最期のお別れに際し、ご遺体が腐敗していては、嘆かわしいことです。

メイクスクールに関するご質問

Q. スクールではどんなことを勉強するのですか?

A. メイクテクニックの基本を学習します。その他、ご遺体の手当をするための医学的知識、葬儀環境など、ご遺体に関わる事柄を学習します。
メイクテクニックに眼を奪われがちですが、ご遺族の言葉で言い表せない要望をくみ取ることが最も大切な学習です。

ご遺体に関するご質問

Q. ドライアイスは毎日つけていましたが、顔の色が変わってきました。(葬祭業従事者の方からのご質問です。)

A. 顔に現れた変色は腐敗性変色といいます。腐敗の進行はご遺体自身の要因(病気の有無、感染症の有無、体格、栄養状態等)と、ご遺体の置かれた環境の要因(温度、湿度、着衣等)によって個人差があります。
敗血症がある、全身にむくみがある、強度の黄疸・がん性悪液質による色素変色がある、栄養状態が良い等は、腐敗の進行が速いと予測されます。ドライアイスの適切な使用と、早期に納棺することが望まれます。安置する室温は最低温度(19℃以下)まで下げます。日中、日光が室内に入らないように雨戸、カーテンを閉めます。ドライアイスの使用量は、体格や安置する室温を考慮して調節します。
ドライアイスは装着した部位に局部的に効果がありますが、全身を冷却できるわけではありません。ご火葬まで日数があく場合や腐敗が予測される場合は、遺体保存用冷蔵庫での保棺が望まれます。
ご遺族の心情や部屋の間取りなどでご納棺できない、冷蔵保棺ができない事情があります。そのような場合には、事前にご遺体が変化する可能性を説明し、ご遺族の理解を得ておくことが望まれます。言葉を選び、心情を傷つけないように話します。適切な冷却は、葬祭業にできる最も大切な遺族ケアです。 ご遺体の冷却の多くは、慣習的に行われているため、腐敗現象の発現が後を絶ちません。ご遺体のプライバシーを守り、またご遺族が死別の悲しみに加え、さらに身体の変貌という大きな悲しみを生み出さないよう、医学的知識をもって遺体管理が行われますことを願っています。

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