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2017/08/02

第4回、第5回「遺体感染管理士認定資格養成講座」セミナーレポート

遺体感染管理士認定資格養成講座は、死後ケア業務におけるご遺体からの感染予防を目的に、死後ケアの重要性を深く理解し、死後ケア技術の修得に特化した講習会です。
医療者、看護師、介護士などご遺体に携わる職業の方々に、科学的根拠に基づいた理論と技術の両側面から学んでいただける講座を開講させていただいています。

遺体感染管理士認定資格養成講座 第4回は、6月3日東京会場の中野サンプラザで、第5回は、7月1日名古屋会場のimyホールで開催させていただきました。
長崎県、徳島県、大阪府、愛知県、岐阜県、静岡県、千葉県、奈良県、和歌山県、神奈川県、栃木県、東京都からご参加いただきました。

ご参加の動機をお尋ねすると、ご自身のスキルアップのため、また、病院・病棟・施設・訪問医療の現場などにおける死後ケア業務の改善のほか、実際死後処置を行った時、「CV痕から出血が止まらなかった」「身内が亡くなった時、帰宅後に出血した」と言った体験から、死後処置は今のままでよいのだろうか?といった疑問から受講された方もございました。

受講者の皆様から、講習の合間に想いや感想をいただきました。

「もっと早く、この技術を知っていれば良かった!」
「ご遺体からの感染や帰宅後のことを考えていませんでした」
「これまで死後ケアをさせていただいた方に申し訳ないことをしました」
「内容の深い充実した講習でした!時間が長いので心配でしたが、あっという間でした!」

講習風景

※写真をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。

医療器具抜去痕の処置技術 実習
遺体用圧迫固定法の3つのポイントの指導
第3回4月22日

メイク実習
穏やかな表情を作るための手つきの指導


名古屋会場 集合写真
肌に輝きのあるナチュラルメイクの仕上がったマネキンを持って

ご逝去された方を尊厳し、ご遺族の悲しみに寄り添うことは、人として言うまでもありません。
しかし、それだけではなく、ご遺体に携わる職業の方々は、再興感染症、新興感染症など、現在また将来における感染事情を考慮し、従事者自身とご遺族の安全への配慮が必要です。
一人でも多くのご遺体に携わる職業の方が、科学的根拠に基づいた知識と適切な技術を習得され、今日出会うご逝去された方のためにお役立てください。お亡くなりになられた方の麗しいお姿に、ご遺族が慰められ、安心してお別れいただけることを願っています。
大変熱心に受講いただき心より感謝申し上げます。

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