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2016/04/13

第2回DICM研修会を終えて

4月9日土曜日、東京中野サンプラザで第2回DICM(遺体感染管理士)研修会を開催しました。看護師・介護士の方13名、葬祭業従事者の方11名のご出席を頂きました。

DICM研修会は、遺体感染管理士認定資格を取得された方を対象とした研修会です。
遺体感染管理士の専門性を深める目的で開催しています。
DICM資格を取得したら、それで終わりということではなく、養成講座で学んでいただいた手技の復習や、医学書『遺体に携わる人たちのための 感染予防対策および遺体の管理』を細かく学習することで、さらに専門性の向上を目指したいと考えDICM研修会を設けています。

第2回目は、医療・介護と2種の葬祭業の合同研修を行いました。
「医療・介護からの安全な引継ぎ」をテーマに、
① 院内感染予防対策上のグローブテクニック
② 院内搬送時を想定して、葬祭業従事者のグローブ着脱のタイミング
③ 医療者から葬祭業者へのグローブ着脱時の声かけのタイミング
など、ロールプレイングを行いながら学習しました。

また、医学書からは、P.93「外国の病院における死後処置の実際 血中ウィルス感染症の場合」を取り上げ、火葬が行われている海外の病院の死後処置マニュアルを参考に、死後ケア技術について学習しました。

第2回DICM研修会は、医療・介護と葬祭業との合同研修ということで、お互いの業務事情の情報交換が行われました。
「今まで葬祭業の事情を知らなかったけれど、じかに聞けて良かった」
「葬祭業の方は、もっと感染予防のことを知っていると思っていた」
など、医療者・介護士の方が、じかに葬祭業従事者の方々から実情を聞かれ、驚かれている様子が印象的でした。
ご出席いただきました皆様、遠路からご参加いただき有難うございました。
これからもDICM資格者の専門性を深めていただける研修会を企画していきますので、宜しくお願い申し上げます。
また、同様の内容の研修会を京都会場でも開催します。
東京会場にご参加いただけなかった方は、ぜひ京都会場へのご参加をご検討ください。お待ち申し上げております。

文 橋本佐栄子


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